6月26日(水)世界に先駆けてBilly(ベース)とJohn Novello(キーボード)
とDennis Chambers(ドラム)の3人によるインストルメンタル・
プロジェクト「NIACIN」の先行発売が決定しました。
日本発売後は、2カ月経過しないと、他の国では発売することができません。
そして嬉しいことに日本のみボーナストラックを含む14曲入りで、
税込み価格の2800円。この日の午前10:00からCDを予約完全入金された方、
先着80名にサイン会整理券が配布され、
イベント開始は4時に予定されていました。
イベント会場、午後4時。ステージに向かい左手の扉からBillyとJohnが
現れました。ふたりともサングラスをしていても、にこやかに登場。
BillyはいつものBillyですが、私たちの前に初めて姿を現わした
John Novelloはヒューイ・ルイスのような感じの人。
この人がキーボード奏者とは、ちょっとみえません。
(どちらかというとコンピュータ・ソフトの会社にジーンズで
出勤しているアメリカのサラリーマンみたい)
正面向かって右にBillyが座り、左にJohn。
この時はイスのみで、テーブルはサイン会になって初めて登場します。
(だからそれまでの間、Billyの長くて超かっちょい〜おみ足を
十分堪能できてしまったのです、プルプル。)
さて、ついにイベントが始まりました。
HMV側の司会者がまずはごあいさつ。
そのあと、「Billyの希望で、写真撮影は自由です」の一言で、
場内の女の子たちは「WOW!!」と大喜び。
早速フラッシュの嵐。
そして「NIACIN」の発売元ビデオアーツのプリプリ系のキュートな
担当者さんの進行で、到着ほやほやの「NIACIN」が流れる中、
ライブ・トークが始まりました。
(以下担当者さん=Q、Billy=B、
John Novello=J)
Q:
NIACINを作ったきっかけはなんですか?
B:
NIACINは、ビタミンB3のことだ。
Johnが弾いてるハモンドオルガンの機種がB30、そこから名前をとったんだ。
Johnと一緒にコンピレーションCDで演奏する機会があったんだけど、
1曲やったら気が合ってすごくよかったから、もっともっと一緒にやろうよ
ということになった。
曲を一緒に書いてたまったところで、ドラマーのDennis Chambersに電話して、
5日間でレコーディングしたんだ。
Q:
アルバムの内容はどのようになっていますか?
B:
今流れているこの曲がNIACINの曲なんだけど、ドラムとベースと
ハモンドオルガンだけのインストルメンタル・アルバムなんだ。
とてもグルーヴィでサウンドトラックアルバムのような感じのサウンドだろ。
J:
今ここにいませんが、ドラムのDennis Chambersと一緒に日本に来て
3人で演奏する日をとても楽しみにしています。
(ファンの女の子:「キャー!」)
私が日本に来るのはだいぶ久しぶりのことです。
Q:
Johnのこのアルバムの印象はどのようなものですか?
J:
すごく簡単にあっと言う間にできあがっちゃったんですけど、
曲を書いていて気にいっちゃって、
「いいじゃない、これでレコーディングしようよ」
ということになって、いま一番すごいドラマーは誰だというところで、
Dennis Chambersに電話したら、たまたまふだんなら多忙の彼が
スケジュールの都合であいていたんですね。
それで彼が来てくれてあっという間にレコードができちゃった
といった感じです。
Q:
Billyはほかにもいろんなバンドで活躍していますが、あなたにとって、
このNIACINというバンドはどいういうバンドですか?
B:
もちろん、ご存知のように僕はMR. BIGのメンバーで、
MR. BIGは僕にとっても、とても大切なグループだし、これからも
ずっとメンバーであり続けるだろうと思うよ。
一方NIACINでは、MR. BIGとははまた違った音楽を好きなように
自由に表現できるいい機会として楽しんでるよ。
Johnも奥様と一緒にフランシスノベロ
(すいませんこのバンド名が日本語訳でもよく聞き取れませんでした;
えりざべす)
というグループを作っていて、それはR&Bでとてもグルーヴィで
いいアルバムで日本でも発売されていると思うけど、
そうやって、お互いにそれぞれ別のプロジェクトがあっても、
本当にやりたいことをのびのびとやる機会のひとつとして
NIACINをとらえているんだ。
本当にいい感じでアルバムができあがったから、これから活動していくのを
すごくハッピーなものと思っているよ。
Q:
昨日日本に着いたばかりですが、日本の印象をおふたりに伺いたいのですが・・・
B:
14回目の来日になるよ。来るたびにいろいろと発見があって、
自分にとっては第2の故郷のような気がするよ。
ファンもたくさんいて、何人かの人は何度も見かけているから、
顔を覚えているよ。
すごくいつも温かく迎えてくれるのが日本なんだ。
日本にいつも来れてこんなによくしてもらっていることに、
とても感謝しているよ。
J:
私にとって2度目の来日になります。
1979年ドナ・サマーなどのキーボードだったんです。
今回2回目ですが、今後も来る予定にしていますので、
どなたか日本語を教えてくれる人がいましたら、是非名乗りをあげてください。
(女の子達がいっぱい「はーい!」と手をあげた!)
B: ぼくが知ってる言っちゃいけない言葉は教えないように!(^^;)
Q: NIACINの今後の活動予定を教えてください。
B:
まず、ライブしに来たいと思っているよ。
なるべく小さい会場でやりたいな。
観客とすごく近いところで。
音楽的にもMR. BIGとは全然違うから、ショーも、
もっとファンキーでジャズっぽい感じになるし、
演奏する者もみんな近くで一緒に演奏することがとても大切になるよね。
近い距離で是非聴いてもらいたいな。
いつも思うけど、やはり自分としては観客のすごく近くで演奏する方が
自分にとってもとてもエキサイティグなんだ。
そういう機会ができればいいな。
Q:
最後にBillyとJohnからファンのみなさまにメッセージをお願いします。
B:
いまMR. BIGのアジアのツアーが終わったところで、
その帰りによった形だけど、またみんなに会えてとても嬉しく思うよ。
マレーシア・インドネシア・韓国・台湾、
みんなに日本のファンはすごくすばらしいよ、と言って来たんだ。
NIACINのレコードを作った時、とても楽しく作れたから、
聴いてくれる人たちも、きっとその楽しさを分かちあえると思う。
みんなに聴いてもらうために、是非とも戻ってきたいよ。
J:
今日来てくださって本当にありがとうございました。
私も今度は演奏のためにみなさんの前に現われることを楽しみにしています。
どうもありがとうございました。
Q:
それではサイン会に移らせていただきます。
HMV:
サイン会の前に、せっかくHMV渋谷店の方にご来店いただきましたので、
JohnとBillyに花束を。
みなさん盛大な拍手を(パチパチ!!)
B:サンキューベリーマッチ。
DOMO ARIGATO!
ということで、トークは終了しました。
サイン会はこの日は横浜スタジアムでBON JOVIのコンサートがあったせいか、
整理券ギリギリといったところの動員でしたが、
かえってそのおかげか、おしあい、へしあい、しのぎあいもなく、
サイン用の色紙をレコード会社さんの方でも用意していましたが、
MR. BIG来日直後の余韻もあって、ちょうどあがったばかり?
のWITH写真にサインしてもらうファンもチラホラ。
参加者のほとんどが女の子でした。(さすがBilly!)
サイン会のあとは、快くみんなと握手しまくり、Billyは去っていきました。
ここでショック!
フラッシュたきまくりのカメラに、フィルムを入れていなかったことに
気がついたのです。
ギョギョギョ!!
スミマセン。
写真は手に入り次第、BBCのホームページにあげますので、
も少し待っててね。
MR. BIGのメンバーは彼が到着した18日に、各家庭へ戻ったはず。
今ごろは、みんなからのプレゼントの整理でもしていることでしょう。